お金の話

証券会社の営業が手数料の高い投資信託をおすすめしてきた

少し前の話になるのですが、会社に証券会社の営業が来て投資についての説明会を開いてくれました。

会社の取引の関係で付き合いがあるらしく、投資に興味かある人や若い社員は参加するようにという通達がありました。半強制みたいな感じ。

僕はどんな話を聞けるのか興味があったので参加しました。

というか、証券会社の営業がどんな商品を紹介するのかが気になっていました。

感想としては「やっぱり証券会社の営業は手数料の高い投資信託をおすすめしてきた」「金融リテラシーを高めておかないと騙せれる」ですね。

商品紹介までは素晴らしいプレゼンだった

最後の商品紹介までは本当に良い話を聞けたと思いました。

どんな話だったかを説明します。

ライフイベントをイメージする

まずはライフイベントをイメージすることから始まりました。

20代から40代頃に結婚や出産、マイホーム購入などがあり、30代から60代頃に子供の教育費がかかる。子供が独立したあとは豊かなセカンドライフという流れでした。

特に人生の三大資金と言われる教育資金・住宅資金・老後資金について詳しく説明がありました。

人生では「これだけお金が必要ですよ」「備えていなければ大変ですよ」みたいなことを強調していましたね。

お金の管理方法

ライフイベントをイメージし、お金がどれくらい必要かを考えたあとは、お金をどのように管理するべきかという話になりました。

収入の中から「生活費に使うお金」と「将来に備えるお金」に分け、そして「将来に備えるお金」を銀行預金だけでなく、投資しましょうと強調していました。

なぜ投資を行うことが大切なのか?それは「72の法則」で説明していましたね。

72の法則とは資産運用において元本が2倍になるような年利と年数とが簡易に求められる法則のことです。資産がどれくらいの年数で2倍になるかは「72÷年利=年数」の数式に当てはめて考えます。

例えば金利が3%だった場合、「72÷3」で「24年」となります。

金利 2倍になる年数
7% 10.3年
3% 24年
1% 72年
0.5% 144年
0.05% 1440年

上記の表は金利と資産が2倍になる年数の比較表です。

いまの銀行の金利は「0.05%前後」ですよね。これだと資産が2倍になるのに1440年も要してしまう…死んでますね。

これを投資で運用することによって3%とか7%にしましょうという説明を受けました。

投資の話

ここまでの流れはライフイベントをイメージし、支出に備えるためにお金を管理することをすすめ、管理しているお金から「当面使う予定がないお金」を投資し運用しましょうという話でした。

次は「どのような投資方法が良いのか?」という話になりました。

そこではリスクとリターンの話があり、リスクをコントロールするために「資産の分散・時間の分散・長期投資」を行うことが大切だと説明がありました。

「卵を1つのカゴに盛るな」という分散投資の格言を交えながら、分散投資の効果を図や表を使って、とても分かりやすく説明されてました。

僕もこの投資方法を採用しているので凄く納得のいく話でしたね。

積立効果と運用利回り比較

他にも20代・30代でどのように投資を行えば良いのかという話で「積立投資」を推奨していました。

まとまったお金がなくても、毎月積立を行い「時間」と「複利」を味方にすることで効果的にお金を増やそうという話がありました。

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その際に運用利回りによる比較もあり、預金しているだけの場合と運用した場合でどれほどの差があるのかという説明もありました。

何もしない場合と運用した場合の差は大きいと実感しましたね。

他にも40代・50代・60代での投資の考え方やインフレの話などもありました。

本当に素晴らしいプレゼンでしたよ。さすが会社とつながりがあるだけあって「良識的な説明をしているな」と感じました。

が…しかし…です。

おすすめとして紹介した投資信託はゴミばかりだった

証券会社の営業がおすすめしてきた商品はインデックスの投資信託がメインでした。インデックス投信で「市場の平均」に投資を行いましょうと説明されました。

インデックスの投資信託をすすめてくるのは「それまでの説明」ともリンクしており、凄く良心的で素晴らしいと思いましたよ。

しかし、商品の中身は「えっ?」というものばかり…。

商品のほとんどは手数料が2%〜3%を超えるものばかり…。

1つだけ例にだすと、日経平均株価に連動するインデックス投信である「A」という商品をオススメされましたが、その商品の手数料は2.16%でした。

びっくりするほど高いですね。

インデックス投信に投資し、市場の平均と連動させるのであれば「A」とニッセイ日経225インデックスファンドは基本的に同じ商品です。

両者を比較してみると

「A」 ニッセイ日経225
販売手数料 2.16% 0%(無料)
信託報酬 0.5616% 0.27%

ニッセイ日経225は手数料が無料ですね。信託報酬もニッセイ日経225の方が安いです。

毎月の積立投資をするのであれば、購入時にかかる手数料はとても重要なはず。このコストが運用成果を大きく左右します。

どちらの商品も日経平均に連動するのであれば「基本的に同じ商品」であり、パフォーマンスに違いは出ません。違いを生むのは「コスト」です。

投資家の利益を考えるのであれば「手数料が無料」で「信託報酬が安い」インデックスファンドを紹介しおすすめするのが良心的な人間のやることでしょう。

今回営業にきた証券会社は「ニッセイ日経225」を取り扱っています。それなのに「わざわざ」手数料が2.16%の商品をオススメしてくるとは…。

自分達(証券会社)の儲けしか頭にない証拠ですね。

積立投資で「資産を築きましょう」と力説しておきながら、わざわざ手数料が2.16%低くなる商品をおすすめしてくるのは頭にきましたね。

他にも「リバランス」がわからない人でも手軽に「世界へ分散投資できる商品」としてバランスファンドを紹介していましたが、その商品の手数料は「3%以上」でした。

僕が投資している「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、それ1つで「世界に分散投資」できますが「手数料は無料」です。

わざわざ手数料を払って運用成績を下げる必要などありません。

説明をしてくれた営業ウーマンへの好感度がゼロになったのは言うまでもありませんが、この人を連れてきた上司への不信感も半端なかったですね。

こういうことがあるから日本に投資文化が根付かないのかもしれませんね。

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紹介された手数料の高い商品を購入しようとする社員が多かったことには驚いた

インデックスファンドなのに手数料が高い商品を紹介された瞬間に「やっぱり証券会社の営業はクソだな」と心の中でつぶやき「買うわけないだろ」と思いました。

しかし説明会終了後に目にしたのは、実際にその商品を購入しようと個別に話を聞きに行っている多くの社員の姿でしたね。

仲の良い同僚も購入しようとしていたので「何でその商品を買おうと思ったの?」って聞いたら「だっておすすめなんでしょ?」って言ってました。

焦りましたよ…「こいつはカモだな」と思いましたね。

投資は自分の判断で行うものだし、僕の考えが100%正しいとは限らないのですが、なぜその商品を買おうと思うのか不思議でしたね。

ただ単に「おすすめされたから」…ってのはどうなの?って感じです。

やはり金融リテラシーをしっかりと身につけておかねければ損をしてしまいますね。情弱だと簡単に騙されてしまいます。

【お金について学ぼう】

※投資は自己責任。金融リテラシーを身につけるために、お金について学びましょう。

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